マザーボードにグラフィックボードを固定
グラフィックボードはマザーボードにあるPCI-E×16スロットに挿して外部端子側をケース背面のブラケットに固定して設置していくのが基本的となる。またミドルスペック以上のグラフィックボードの場合、2段のブラケットを埋める場合が多い。直下にある拡張スロット、ブラケットはグラボを挿すと潰れるのが普通なので気にしないようにしよう。
グラボ1枚を挿す場合、最上段にあるスロットを使うのが一般的。しかし、ケースによって長さが30センチ以上あるグラフィックボートは収まり切らないケースもあるので取り付けるグラフィックカードの寸法は組み立て前に確認しておくことが大切となる。
では、マザーボードにグラフィックボードを固定していく際の注意点やコツを紹介していく。
グラフィックボードを固定させる注意点やコツ
(1)グラボを開封して接続させる部分のブラケットを開放
まずはグラボの箱を開封しよう。同梱品にはドライバーDVDも入っているはず。セットアップ時に必要となるので捨てないように大切に保管しておこう。開封を終えたら作業をマザーボード側に移り、対応する背面ブラケットの位置を確認。
グラボを仮置きして位置や収まりを確認後、グラボは一旦脇に置いて、対応するブラケットのカバーをドライバーなどで外そう。ミドルスペック以上のグラフィックボードはカバーを2本外す場合がほとんどになっている。
(2)グラフィックボードの本接続
カバーも取り外してグラフィックカードの受け入れ体制ができたら本接続をしていく。グラボの端子部分がPCI-E×16スロットに正しく挿せるように位置や向きを見て調整していく。またスロットと同時にブラケットの収まりも確認して見ていこう。マザーとケースの隙間にグラボの背面端子の先端がくるように意識すると良い。
(3)ネジ止めして固定完了
グラボを正しく接続できるとスロットの末端にあるストッパーが自然にかかるのがほとんどになっている。力を入れる必要はない作業なので自然と感触を確かめて慎重に差し込んでいこう。最後はブラケット部分をネジ止めすれば完了となる。外したブラケットカバーは今後の再利用を含めて保管しておくと良い。
この後は接続したパーツのケーブル等を電源ユニットやマザーボードに接続していく作業となる。接続忘れなどがあるとPCが作動しない原因になるので最後まで気を抜かずに自作していこう。あともう少しで自作PCも完成間近だ!