マザーボードの組み立て方

マザーボードにCPUクーラーを装着させる

CPUはパソコンを起動すれば常に稼働を続ける。そして高熱を発生させるパーツでもある。そのためCPUの熱を吸い上げて放散するCPUクーラーはPCに必需品となる。CPUに同梱されているクーラーは基本的に性能にあった適切なモデルをチョイスしてくれている。普通にPCを使う分にはCPU同梱品のクーラーで何の問題もない。

 

そしてCPUクーラーはソケットの周りにある穴に柱を挿して固定させる。ズレ、遊びがないようにしっかりと固定させることがコツだ。固定後はファンを動かすための電源をマザーボードからとって完了となる。

 

中古CPUクーラーを使う場合の注意点

CPUクーラーには効率的に熱を放散するためにグリスが塗られている。しかし中古品のCPUクーラーではグリスが少なかったり古くなっているケースがある。そのため中古品を使う場合は別にグリスを用意して新しく塗っておいた方が安心できる。

 

マザーボードにCPUクーラーを装着させる方法

 

(1)4つの穴に柱を合わせて仮置きする

CPUクーラーを組み込むソケットには四方に穴が開いている。この穴にCPUクーラーの柱部分をあわせる。まずは仮置きして置いておこう。そして注意点として電源ケーブルがマザーボードのCPUクーラーコネクタに届く位置に向きを揃えておくのが重要だ。仮置きして電源ケーブルが届くかも確認しておこう。

 

(2)穴に合わせて柱を固定させていく

仮置きして電源ケーブルも届くと確認ができる固定をさせていこう。まずは最初の柱をしっかりと固定させる。固定時にはカチッと音するので聞き逃さないようにしよう。また柱は押し込んで固定させるが親指を使い垂直に押し込むことがコツだ。

 

マザボの裏を見ると穴からストッパーが出ているのが確認できると思う。これがしっかりと固定されている図になるので残りも確実にストッパーが効くように押し込んで固定させていく。

 

基本的に2〜4本目の柱も要領は同じである。
コツとして対角線上に順番に固定させていく方がCPUクーラーのテンションが偏らないのでおすすめだ。

 

(3)電源を挿してCPUクーラーの固定は完了

4本の柱を固定させて遊びがなければ完璧だ。最後は電源ケーブルをマザーボードに挿して完了となる。マザーボード上にCPUクーラーを指すコネクタがある。印字でCPU FANなどと書かれているのですぐにわかるはずだ。端子の向きも見れば察しがつくはず。向きを合わせれば簡単に差し込むことが可能だ。

 

CPU、CPUクーラーとマザーボードに組み込むことができたら続いてはメモリを取り付けていく。自作PCは基本的にハマるところにしかパーツを組み込めないようになっているので一度経験してしまえばプラモデルを作る感覚で次から組み立てができる。人によっては意外と簡単と感じるケースも多いだろう。